apt-getの使い方

liquidfunc2011-05-03


apt-getはUbuntuのパッケージ管理システムです。インストールしたいアプリケーションの依存関係も含めて一括でインストール/アンインストールできる便利コマンドです。

設定ファイル

/etc/apt/sources.list が設定ファイル。ここに記述したURLを元にインストール可能なアプリケーションを探すことができます。

例えばUbuntu10.04ではJavaがOpenJDKになっています。SunのJDKをインストールするには、以下のURLを追加する必要があります。

deb http://archive.canonical.com/ lucid partner

コマンド

更新する

ソースを追加したとき、ひさしぶりに使うときは必ず apt-get を更新します。これをしないと古いものを参照してしまうことになるので、忘れずにやらなければいけません。

# apt-get update
探す(例:アプリケーションサーバTomcat
# apt-cache search tomcat6
詳細をみる
# apt-cache show tomcat6
インストールする
# apt-get install tomcat6
インストールしたアプリケーションの一覧をみる
# dpkg -l
インストールしたアプリケーションの設定ファイル等の場所を調べる
# dpkg -L tomcat6

aptitudeとの違い

aptitude とは apt-getやapt-cacheのフロントエンドです。aptitude の優位性はアンインストールの際にも、依存関係を考慮して削除してくれる autoremove にありました。

# aptitude autoremove tomcat6

ですが、比較的新しいバージョンの apt-getコマンドには autoremove が追加されているため、aptitudeを使う理由はもうありません。好みです。

# apt-get autoremove tomcat6
アンインストール

設定ファイルもすべて削除したい場合は必ず --purge オプションをつけます。

# apt-get --purge autoremove tomcat6

よかったらMac版もどうぞ

Macにも MacPorts というパッケージ管理システムがあります。以前にわりと詳細なエントリーを書いているのでよかったらどうぞ。

具体的なMacPortsの説明 - Liquidfuncの日記

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