早起き

一年以上ぶりくらいに早起きした。
一ヶ月前くらいにも早起きできた日があったのだけれど、その日は銀座線が70分遅れて、結局会社に着いたのは勤務開始時間を過ぎているという何とも皮肉な日だった。早起きした意味がまったくなかったのでカウントしない。


今の現場は朝10時から始まる。それ以前はずっと9時出社だったので、気持ち余裕ができたというのもあるが、ネットゲームに数年ぶりにハマってしまい夜寝る時間がどんどん遅くなっていった。
結果、就寝時間が朝の4時。10ヶ月が過ぎる頃には朝の5時、最悪6時という日もあった。こんなひどい生活スタイルでも、遅刻してはいけないという強い自覚さえあればなんとかなるもので、(体力の限界さえこなければ)一応なんとかなっていた。


早起きというタイトルだけれど、単に夜更かししずきで寝るに寝れなくなっただけなのだ。とはいえ、結果的にいつもより1時間以上も余裕がある朝というのは、久しぶりに感じる素晴らしい経験だった。
焦ることなくゆったりした気持ちでシャワーを浴び、歯を磨き、ヘアースタイルを整え、時間はかかるけど乗り換えが楽な電車に乗り、松屋で朝ごはんを食べる。
この一年間、この工程を焦りながらこなしていた、どころではなく、すっ飛ばしていたことがほとんどだったのだ。


しかもそれだけじゃない。気持ちに余裕があると自然に人生設計というか、将来のことというか、そんなことさえも考えてしまっていた。早起きは三文の得とかそんなレベルじゃない。物凄い物の片鱗を味わった。そんな朝だった。病的な生活スタイルにさよならするため、ここにアウトプットしておく。