都内のクラブ(踊る方)情報を徒然かいてみた

はてなユーザでクラブに行く人はかなり少数派な気がするのですが、どうでしょう?ぼくは1年程前からクラブによく行くようになりました。
ここではクラブってどんなところ?という人から、興味はあるけどきっかけが…という人や、あんなとこ何が楽しいわけ?という人を対象に、なんか参考になるかなぁと思い個人的なクラブの所感を書き連ねっていきたいと思います。

クラブとは何をするところ?

実はクラブには2種類あります。それは「踊り箱」と「ナンパ箱」です。
もう書いて字の如くなのですが、DJの選曲と音を楽しみながらガシガシ踊ることがメインのクラブと、ナンパ目的で人が集まるクラブがあるんですね。もちろんナンパ箱だからといって全員がナンパするわけでもなければ、お持ち帰りされるわけでもありません。ただ圧倒的にナンパ目的な人の比率が多いということです。
逆に踊り箱だからといってナンパがないわけではありません。男女が集まって酒を飲み、踊り狂うわけですから、ナンパする人はもちろんお持ち帰りされる人もいるのです。

都内のクラブ

ぼくは東京都に住んでいるので、都内のクラブにしか行ったことがありません。そして4つくらいしか知りません。
ここではぼくが体験した知識と、2ch*1のクラブ・DJ板で得た知識を織り交ぜつつ紹介したいと思います。


WOMB http://www.womb.co.jp/

最寄り駅 収容人数 音楽ジャンル 入場金額 ドレスコード
JR山手線渋谷駅 1,000人 ハウス, テクノ, ドラムンベース \3,500〜4,000 なし

踊り箱。DJのブッキングが良く、DJ MAG*2 TOP100にランクインするような世界的に有名なDJもよく来ます。大箱なので1人でも行きやすい。日本で2番目に広いメインフロアと高い天井、巨大ミラーボールが特徴的。VJ*3もすごい。


ageHa http://www.ageha.com/

最寄り駅 収容人数 音楽ジャンル 入場金額 ドレスコード
東京メトロ有楽町線新木場駅 2,400人 ハウス, テクノ, トランス, ヒップホップ \3,500〜4,000 なし

踊り箱。日本最大とにかくでかい。クラブのレジャーランド。広いところで踊るのはとても気持ちいいです。いろんな人がいっぱいいるので初心者にもやさしい気がする。1人でも行きやすい。海外大物DJもよくきます。割引チケットも結構もらえるのがうれしい。


西麻布alife http://www.e-alife.net/club/

最寄り駅 収容人数 音楽ジャンル 入場金額 ドレスコード
東京メトロ日比谷線六本木駅 1,000人 ハウス, ヒップホップ, R&B \2,500〜3,500 あり

ナンパ箱ここに極まれりという感じらしい。競争率が高いらしい。ビッチばかりらしい。スキンシップと痴漢が紙一重らしい。


Club Camelot http://www.clubcamelot.jp/

最寄り駅 収容人数 音楽ジャンル 入場金額 ドレスコード
JR山手線渋谷駅 1,000人 House, Hiphop, R&B \2,500〜3,500 なし

こちらもナンパ箱。でもヒップホップフロアは踊りメインな人が多い気がする。たぶんナンパ箱としてはalifeと双璧をなす感じ。芸能人もよく来るとか来ないとか。立地が渋谷なのでalifeよりも少しカジュアル寄りで来る人も若い。オシャレな人が割合的には比較的多い気がした。


GENIUS TOKYO http://www.geniustokyo.jp/

最寄り駅 収容人数 音楽ジャンル 入場金額 ドレスコード
東京メトロ銀座線銀座駅 800人 オールジャンル \1,500〜5,000 あり

クラブではなくディスコ。比較的年齢層が高めです。今回紹介した中ではちゃんとドレスコード*4があって、スーツの人が多い。大人の社交場といった感じでしょうか。ディスコだけあって流れる曲はミーハーな感じです。


GASPANIC99 http://www.gaspanic.co.jp/

最寄り駅 収容人数 音楽ジャンル 入場金額 ドレスコード
東京メトロ日比谷線六本木駅 300人 ヒップホップ, R&B \0 なし

外国人多し。入場にお金がいらないのが最大の特徴。どういった仕組みなのかというと店員が執拗にお酒の購入を勧めてきます(笑)。これもナンパ箱かなぁ。無料という意味では初心者にオススメかもしれないけど、あまり1人で行くようなとこじゃないですね。女の子1人は必要以上に迫られる(特に黒人に)ので絶対行かない方が良いです。ちなみに六本木に2店舗、渋谷にも2店舗あります。外国人が多いのは六本木の方だけです。

踊り箱について

ナンパ箱については詳しくないので書きません。
基本的にクラブって踊ることよりも、出会いとかクラブ内でのコミュニティを楽しんでいる人の方が多いです。特に小箱*5ではそれが顕著に現れていて、常連さんが内輪で楽しんでたりするみたいですね。こういった箱は踊り目的だとしても1人で行くとかなり浮いちゃう。誰あれ?という雰囲気になったりするみたい。
前の項では6つのクラブを挙げましたが、この中で踊りやすい箱はWOMBとageHaです。
理由は人が多いこと。踊ってる人が多いほうが自分も踊りやすいですよね?それから、この2つの箱は踊っている割合も多いです。クラブによっては8割の人が喋ってるだけとか、ナンパしに来てるだけってのが普通だったりするんですが、WOMBとageHaは半分以上の人がなにかしら動いてますね。
そうそう、誤解している人もおおいかもしれませんが、踊り箱といってもみんなガンガン踊っているのかというとそんなこと全然ないです。踊ってる人よりも「揺れてる」という表現が適切で、そういった人が多数派です。踊り方を知らなくても安心してだいじょうぶなのです。むしろ人気DJが来るようなイベントではかなり混むので激しく踊るとまわりに迷惑だったりしますしね。

クラブでかかる音楽のジャンルについて

まず最初に残念なお知らせですが、ぼくはあまり音楽には詳しくないのです。だからDJの名前とかジャンルの分類とか歴史とかよく知りません。少しづつ知識は増えていっていますが、何よりも自分が気持ちよいと感じる音で踊るのが純粋に大好きなんです。なのでこれから記述することは嘘ではないにしろ、詳しい人からするとツッコミどころ満載かもしれません。でも一般人として知っておくにはちょうどいい難易度だと思いますよ。
基本ジャンルとして、House(ハウス), Techno(テクノ), Trance(トランス), Drum'nBass(ドラムンベース), HIPHOP(ヒップホップ)の5種類にカテゴライズされます。ニコニコ動画へのリンクと一緒に紹介していきます。

House(ハウス)

ハウスは美容室とかでよくかかってますよね。こういった曲です。
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ハウスはハウスでも色々とジャンルが細分化されています。ミニマルとかプログレッシブとか乙女ハウスとか。*6
とりあえず、プログレッシブハウスは誰が聞いても気持ちいいはずです。ぜひ聞いてみてください。
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Techno(テクノ)

一般的にテクノといえば石野卓球。という人が多いんじゃないでしょうか。石野卓球さんはいまでも人気DJとしてプレイしているようです。ただ、ぼくは日本人DJのことは特によくわかりません。Richie Hawtinが大好きです。去年の年末に幕張メッセで行われたWOMB ADVENTURE(http://www.womb.co.jp/adventure/)や、今年1/24のBEATPORT 5th ANNIVERSARY PARTY feat. RICHIE HAWTIN@WOMBで直接聞いたんですが、んもぅ凄い。脳汁がでます。1つめの動画がそのRichie Hawtinです。このウニョウニョーンという音が特徴のテクノはアシッドテクノといいます。ただ、やはりクラブミュージックは直接生で聞かないと本当の気持ちよさは味わえませんね。
それからクラブでかかる音の雰囲気がよくわかる動画(2つめ)もありました。Technoの場合、クラブではこんな曲が大音量でプレイされます(※この動画の最後の方はネタなのでそれは聞き流してください)。
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Trance(トランス)

トランスと聞いてギャルとギャル男とパラパラを思い描いた人はぜひ考えを改めてください。確かにいまだにパラパラを踊るギャルやギャル男がいるクラブもあるとは思うのですが、そんなの日本の一部地域だけの話です。トランスというジャンルは世界的にみても人気のあるジャンルで、DJ MAG TOP100も上位はトランス勢が中心だそうです。ただ大変残念なことに都内でこのようなトランスを聞けるクラブはageHaくらいなのかな?
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Drum'nBass(ドラムンベース

ドラムンベース。唯一、MCがいてラップでフロアを盛り上げてくれます。リズムがとにかく早いので、クラブ初心者にはとっつきにくいかも知れません。ドラムンベースはWOMBでしか聞いたことがないのですが、特徴としては客質が良いことですね。よく人を弾き飛ばしながらフロアのなかを突き進む人がいるんですけど、ドラムンベースのときはそういう人少ないです。年齢層は20台後半が多いんじゃないでしょーか。
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HIPHOP(ヒップホップ)

個人的にあまり聞かないのですが、HIPHOPは踊りが上手いひと目立ちますね。ダンススクールでヒップホップを教えてるところが多いからだと思います。
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諸注意

クラブは20歳未満は入場できません。入口で必ず上記のいずれかを提示する必要があります。学生証とかtaspoとかは、チェックが厳しいクラブ(特にageHa)だと入れてくれないので注意してください。
免許証もってない人は住基カード(写真付)が一番安上がりですね。たしか500円。ただし、一度本人確認のために郵送物を送ってもらうというステップを踏む必要があるため、区役所には2回行かなければなりません。
あとageHaでは通じないかもしれないけど、社員証(写真付)+健康保険証というコンボでも大抵のクラブに入場できるようです。

  • マナー
    • 人ゴミをかきわけない
    • タバコも持ったまま踊らない
    • 痴漢禁止
    • 飲みすぎない

クラブは混んでます。だからといってズカズカと我が物顔で人ごみを掻きわけるのは迷惑ですし、カッコ悪いです。
片方の手を肩の位置まで上げ、通りますという合図を出せば大抵の人は道をあけてくれます。踊ることに夢中になっている人の場合は、やさしく肩をぽんっと叩いて通りますという合図を出してあげることで、やはり快く道を開けてくれます。
あと意外と気にしてない人も多いようですが、DJのプレイは常にあげっぱなしということはなく、10〜15分に一度くらいの割合でクールダウンします。そのタイミングを見計らって移動するのも良いマナーと言えますね。

タバコについては、フロア禁煙のクラブも結構多いのですが、そうでない場合は人を火傷させたり、人の服に穴をあけたりしないように注意しましょう。即効でブン殴られるかもしれません。

痴漢はいくら混んでて密集してるからといって犯罪です。ダメ、絶対。
がんばって同意を得てからしてください。

踊れないからといって飲みに走るのは危険です。かならず倒れてる人をみかけるけど、調子に乗ってウォッカを何杯も飲まないように自重すれば、意識だけは保てるのでは。

まとめ

クラブに行ったことない人ってたくさんいるはずなんですけど、その中で「まぁ興味はあるけど、きっかけがないし」って人がたくさんいると思います。そんな人たちのちょっとしたガイドになればいいなぁ的な気持ちが3%と、はてなでクラブの話題ってほとんどでないはずだから隙間産業的な需要があるのでは?と思った次第です。とりあえず初心者はハウスがオススメ。ハウスは万人受けするので誰でもそこそこ楽しめると思います。あとは大箱に行った方がいいです。休憩する場所も多いですし、いろんな人がいるので、少しくらいなら変なことしてても痛い視線を浴びたりしません。

おまけ

ニコ厨なブログ主がオススメするニコニコ系クラブミュージック。神曲Only。
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*1:当ブログ主は2ch暦が長く、2chリテラシーも高いので独自の高性能フィルタにかけた信頼と安心の情報をお届けいたします

*2:もっとも影響力があると言われている音楽雑誌

*3:音に合わせて演出される、レーザーやスモーク、壁に映し出される映像のこと

*4:野暮ったい格好では中に入れてくれない、基準としてはシャツを着ていればOKみたい

*5:収容人数の少ない箱

*6:最後のはスイーツ(笑)的なニュアンスが含まれた呼び名のため注意してください